♪ ザ・ビートルズ の 「Help」
ザ・ビートルズの1965年の作品、アルバム「Help」。
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このアルバムも、A面が映画のサウンドトラックになっています。
初めて自分のお小遣いで購入した、ビートルズのレコードでした。
だから・・・当然、他のアルバムに比べても、思い入れが強いのは否定できません。アルバム購入後に、割と間を置かないで、このビートルズの4人が主演する映画「Help」が週末の昼間の時間帯にテレビ放送される、というラッキーな偶然に恵まれました・・・まさに、ワクワクしながら観ました。割と鮮明に覚えている、映画の印象です。声優としては渋い声で有名な広川太一郎さんがジョン・レノンの声の吹き替え役で、得意のナンセンス・ギャグをアドリブで披露していて・・・確かにジョンもシニカル・ユーモアのセンスはありましたが・・・完全にやり過ぎ、でした(苦笑)。その熱演も助長して、リンゴ・スターの指輪をめぐる奪い合いのドタバタした映画は、完全にギャグとユーモアのおふざけ劇、になっていました・・・ビートルズの演奏シーン意外は。
本題の、音楽の方を論評します。アルバム・タイトル曲でもある「Help」は、”ヘルプ!(助けて!)”といきなりのジョンの叫びから、ビートルズが得意としたイントロ省略の技法で印象深く始まります。この曲の持つインパクトは・・・今も昔も、かなり強烈です。”助けて”の歌詞は、当時のジョンを含む4人の心情を歌い上げたもの、という解釈がよくされていますネ。このアルバムで初の導入とされる、ストリングス、エレクトリック・ピアノ、フルートなどの楽器は、初期のロックンロールやリズム&ブルースからの脱皮や進化の行程という感じです。5人目のビートルズとして高名なプロデューサー、ジョージ・マーティンの手腕で色々な音の小道具を取り入れて、オリジナル曲のアレンジに生かしています。
今回も、アルバムから曲を幾つか取り上げます。
「Help」
アルバム主題歌であり、ビルボードNo.1曲。詳細は先にも書きましたので、ここでは簡単にまとめます。ジョンのリード・ヴォーカルを歌詞では先導する形のポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンのコーラス・ワークが面白いです。勢いそのままに流れていく、コーラスの余韻で締めくくるエンディングも手法が凝らしてあります。
「You've got to hide your love away」
邦題が”悲しみをぶっ飛ばせ”。当時のアメリカのフォークの神様と謳われていたボブ・ディランの影響を、ジョンが受けた曲としてよく紹介されます。完全なるアコースティック・ナンバー、そして間奏のフルートが叙情的に響きます。
「Ticket to ride」
この曲は、映画の中で4人が雪と戯れるシーンのバックに使われていて・・・演出や演技など、まさしくあの当時のビートルズは”アイドル”的に扱われていた、のを思い出させてくれます。個人的に印象的なのはサビに入る直前の、ア~~↓と延ばす声を下降させていくジョンの歌声。この曲でも、エンディングの展開に工夫が凝らしてあります・・・遊びに近いような、アレンジの妙がカッコいいと言える。ビートルズは、後期にも何度も見られるこのエンディングに別展開を持ってくる技法をよく駆使して、曲に最後の華を添えます。譜面的には、コーダと呼ばれる部分。単純には、終わらせないよ・・・という、エンターティンメント精神は素晴らしい!
「It's only love」
ジョンはこの曲を、他愛もない曲、歌詞が最悪な曲、と切り捨てていたのを読んだ記憶があります(記憶に間違いはない、と思う)しかし、それは言い過ぎと思います・・・実に、イイ曲。素人の自分もギターの弾き語りで、英語の歌詞に思い入れを込めて歌いやすい、好きな曲です。
「I've just seen a face」
ポールのアコースティックなナンバー。カントリー&ウェスタンな味を出している。出だしのハイ・ポジションに移って行くフィンガー・アルペイジオは洒落ている。ウィングス時代のライブでも、ポールは取り上げて演奏しています。
「Yesterday」
ポールの代名詞になっている曲です。学校の、音楽の教科書にも載るほど、ジャンルの枠を超えるほどのポピュラーな曲です。ジョンには解散後に、「Yesterdayだけの男」と揶揄された事もありました。この曲では他の3人は完全に不参加、ポールの弾くアコースティック・ギターにバックには弦楽四重奏のみ、という録音。ビートルズが始めてストリングスを取り入れたという意味でも・・・ロック・ポピュラー音楽史においても、重要な意味のある曲と言えます。ポールのこの曲の回想録では、メロディが浮かんで書き留めておいたけれど、どこかで聴き覚えのある、もう存在している曲じゃないかと周りの人に確認した、そうです。これも有名なエピソードで、この曲が浮かんだポールはすぐには完成させずに、しばらくの間は”スクランブル・エッグ”という名で暖めていました。
「Help」動画・・・映画のOPとは違う、貴重な別バージョンのPVです。リンゴは傘を差しているダケ!?
「Help」ライブ動画・・・これは、レアなライブ動画です、自分にとっては。見たことがなかったモノ。
「You've got to hide your love away」動画・・・映画の中の演奏シーンです。
「Ticket to ride」ライブ動画・・・これも、今回検索して自分は初見のライブ。
「It's only love」動画・・・音楽のみ。
「I've just seen a face」動画・・・音楽のみ。
「Yesterday」ライブ動画・・・武道館ライブの動画。アコーステイック・バージョンではなく、ビートルズのバック演奏。ポールはベースを弾きながら歌っています。
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