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2009年11月23日 (月)

♪ ポール・マッカートニー の 「Good Evening New York City」

ポール・マッカートニー。

 

 

今年2009年7月に行われた、ポールのスタジアム・ライブの模様を収めたCDとDVDがセットになった作品。

ポールがビートルズとして1965年にコンサートを行ったニューヨーク・メッツの本拠地シェア・スタジアムが壊されて、変わる球場として建てられたシティ・フィールドでの杮落としとなる、ポールの今回のコンサートです。3日間で観客総動員10万人以上という、記念コンサート。

ビートルズのシェア・スタジアム公演といえば、ファンの歓声で自分達の演奏がまったく聴こえなかったというエピソードが残っている、伝説のアメリカ公演ですね・・・

 

自分がこの33曲のラインナップを見て、まず思った事。

絶叫する曲も多い中、60歳を越えたポールの体力がもつの?声も最後まで出せるの?という、老婆心(苦笑)が先に立ってしまいました。

「Day tripper」のソロ後の初演奏に対する興味や「I'm down」の選曲などよりも、どうしてもそちらの心配が・・・

まぁ、その心配は全曲聴き終わった後に無駄な危惧であったことや、素晴らしいパフォーマンスだったからこそこうしてCD/DVDとして後世に残す為にリリースされた訳です。

不思議なのは、最近のポールの絶好調といえる声、ヴォーカルの驚きの復活劇!?これは何が原因なのか・・・60歳にして、ヴォイス・トレーニングは無いと思うので(汗)

今のライブ・サポート・メンバーの顔ぶれではない以前の、数年前のワールドツアー時には明らかに声が出てなくて年齢から来る衰えは如実に出てきている印象を、自分は覚えました。

まぁ、歌詞を歌うときの呂律が回らなくなったのは今回もありますが、それより何よりも・・・驚かされるのは、やっぱりその声量ですよねぇ~。

スタジアム・コンサートで、総曲数が30を越えるレパートリーで、手抜きの利きそうなグループではなく完全なソロ・コンサートで、それに耐えられるだけの声量と体力が残っている!?

ある意味、奇跡を見ているようですネ。

前にも書きましたが、ポールは自分の親とほとんど同じような年齢です。自分の親の老け込みようを見るに付け、やはり奇跡と思わずにはいられない!

 

ここから収録曲の中で、気がついたことを書き記していきます。

ポールのユニット「ファイアーマン」の曲が2曲入っています。

これが、まったく違和感が無いんですね~。これまでも、ビートルズの曲の間に、新バンドの新曲をはさんだりした事はありましたが・・・馴染まないのがこの上ない感じがありましたが・・・この2曲が、良い曲ということが再認識できました。

 

ジョージの曲「Something」のウクレレ・バージョン。

よっぽど、ポールもこの展開(ウクレレ・ソロから、バンド演奏に転換する)を気に入っているのか何度も再演を聴きますが、ここでも披露しています。ここで自分が心打たれたのは、最後に後ろのスクリーンに映ったジョージの顔をポールがジ~っと見つめるシーン。これは単なる演出ではない、感慨にふけっているポールの姿に映りました。

 

ビートルズの曲「I've got a feeling」。

ここでポールは何故かレスポールでギター・パートを弾いていますが、どうして原曲のようにへフナー・ベースを弾かないのか?(アップルの屋上ライブを思い出して・・・)

曲「Paperback writer」でも同様にポールはベース・パートをバンド・メンバーのブライアン・レイに譲っています。何ででしょうネ・・・

 

ソロ後の初披露となるビートルズの曲「Day tripper」。

う~ん、やっぱりイイですねぇ~あのギター・リフ。あれって、ベースとのユニゾンですよね?

 

ビリー・ジョエルの飛び入り共演となった「I saw her standing there」。

シェア・スタジアムの最後の公演の時の逆パターンの飛び入り共演となりました。しかし、ビリー・ジョエル・・・樽のように太っています。ベジタリアンのポールが、昔の体型とまったく変わらないのに対比するように(苦笑)

 

最後のアンコールの中の曲「Helter skelter」。

アンコールにこの、演奏が超ハードで頭の筋が切れそうな絶叫ヴォーカルの曲をもってくるという驚きに、脱帽!!まだ、余力が残っているのが凄まじい・・・(本当に、65歳過ぎてるの?)

 

他で感じたことは。

演奏中にポールがちょくちょく後ろを振り返り、ドラムのエイブ・ラボリエルに笑顔で顔を合わせるシーン。リズム隊としてよっぽどに、このエイブのドラミング・スタイルを気に入ってるのか・・・。これは、他のメンバーに見せる表情にも言えることで、ポールがこの今のバンド・メンツを相当気に入っているのが伝わってきます。

 

こういう、素晴らしい、真新しいコンサートの模様を見せられると。

やっぱり、どうしても・・・

ポールの来日コンサートの実現が、非情に待ち遠しくなりますネ。

「Day tripper」Paul McCartneyコンサート動画↓

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2009年11月17日 (火)

MIKA の 「The boy who knew too much」

 

MIKAのセカンドアルバム「The boy who knew too much」。

 

 

このアルバムは、デビュー作にも関わらず傑作といえる一枚目の自身の評価と、そして音楽雑誌の新作レビューでの高評価を読んで、期待できるかなと購入しました。

 

聴いた感想・・・

自分には、あまり期待したほどの出来ではなかった印象です。

 

雑誌が記事では高評価していながら、扱いは相当後ろのページだったことを思い出し・・・

ウ~む。

 

変幻自在に七色的な声を出せる天才なのですが、前作でも感じてはいましたが、その声を楽器の一つのように駆使して聴かせる。これが、あまり心に響かないですね。

前作は、多彩なポップソングに素晴らしい曲の良さがあり心躍らされましたが、今作は作曲に関してもレベルが下がっているのではないでしょうか。

 

2作目は難しい。

 

華々しくデビューしたアーティストのよくある、それに陥っていると思います。

ここまで書いてきたこと、これはあくまでも、自分の個人的感想ですが。

問題は、3作目の挽回があるか?このまま下降線で終わるのか?

でしょう。

 

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2009年10月31日 (土)

The Finn Brothers の 「Everyone is here」

 

フィン・ブラザーズ。

 

 

元スプリット・エンズの兄、ティム・フィン。元クラウデッド・ハウスの弟、ニール・フィン。

ニュージーランド出身の、このフィン兄弟によるユニットです。

この兄弟は、自分の印象では、くっ付いたり離れたりを何度もしている感じですが、基本的には仲の良い兄弟なんでしょうね。他人ではないのだから、一緒に音楽をやりたくなったらやる、という単純なスタンスなのかもしれません。

兄のティムは、スプリット・エンズ以後、クラウデッド・ハウスの3枚目のアルバムに一作だけ、正式メンバーとなり参加しましたがすぐに脱退しています。すて゜にここで、兄弟による共演は実現していましたが、一作のみですぐにティムが脱退します。

この兄弟デュオのユニット、フィン・ブラザーズ(名前も、モロそのままですネ)は2枚のアルバムを発表していますが、出来も評価も絶対に2枚目の方が良いです。

まず、1995年発表の一作目「Finn」。

クラウデッド・ハウス以来の、自分はニール・フィンのソングライティングの才能に惚れているファンだったので、クラウデッド・ハウスが解散してしまったことを残念に思い、そして待ちに待ったニール・フィン作品であるフィン兄弟の共演作は間違いなく傑作になるだろうと発売時には期待して購入しました。

しかしながら、出来栄えは・・・いまひとつ、という結果でした。

一作目の不発から時が過ぎて、実はこの2作目の発表も発売当時は情報さえ知らなかった。正確には、国内販売はされずに輸入盤のみの扱いだったから・・・2004年の発売に関して、まったく知るすべも無かったです。

知っていたら、たぶん購入していました。ニール・フィンの作品なのだから。

今回、遅ればせながら知るきっかけとなったのは、YouTubeを見ていて偶然にもフィン・ブラサーズのまだ自分の知らない曲に巡り会えたから。

色々と検索などして情報を得て、このアルバム「Everyone is here」の存在を知りました。しかも、購入した方のユーザー・レビューを読むと、みなさん一応に好評。これはもう是が非でも買うしかないと思い、早速ですがAmazonで注文をしました。

 

届いたアルバムを聴いての、自分の批評。

まず、一作目より間違いなく良いです。

そして、聴き込んでいく段階の前に最初に思ったのは、内省的な大人しいイメージの曲が多いかな・・・と。クラウデッド・ハウスのようなポップで明るいメロディと題材の曲は無い。

作品の評価の難しさの点でいつものことですが、聴き込みによって心に浸み込むことにより変化してくる部分。やはり、ここでも存在して、噛めば噛むほどに・・・素敵な曲が自分の中に、何曲も現れてきました。

若いアーティストでは無理な円熟味というか、渋さが・・・とても心地よいです。

 

一聴しただけで、圧倒される傑作もあります。

そして、聴き込む事により良さがジワリジワリと浸みてくる傑作もある。

そうなると・・・

何回も聴ける時間的余裕が、とても大事になってくる。

忙しくて、時間が無くて、たった一聴しただけで。これは、平凡すぎる、駄作だ、と英断してしまう早急さは、当然あります。自分にも・・・これは、あります。

音楽評論家を職業としている訳ではないのだから・・・余裕をもって音楽を聴くスタンスなど一般的には難しいものですね。

そう考えると・・・

一聴しただけで聴くに堪えないと間違った判断をして、せっかく買ったのにCDの棚に冬眠するだけの運命になっている何枚かのアーティストのアルバム。

実は、そこにはお宝的作品が埋蔵しているのかもしれません。

 

ところで、クラウデッド・ハウス。

まだ最近の2007年に、アルバム「Time on earth」で復活を遂げています。

この作品に関しては、別の記事で触れていますのでそちらをお読み下さい。

その時の時点で自分、実はこのフィン・ブラサーズの2作目の存在に気が付いていなかったみたいです・・・実に恥かしながら。

それとも、知る機会がありながら、運悪く見落としたのかも・・・このネット情報時代の、検索すれば簡単に情報など手に入る時代にですからねぇ~

最近も、ニール・フィンの新しい活動プロジェクトの話を音楽雑誌で読みました。

 

 

The Finn brothers「Won't give in」PV動画↓

  

The Finn brothers「Edible flowers」ライブ動画↓ ライブの模様です。ティムのヴォーカルにサビで絡むニールの歌声という、兄弟デュオの素晴らしさ。

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2009年10月12日 (月)

♪ ウイングス の 「Back to the egg」

ウイングス。

 

マイ・コレクション・アルバム(LP盤)↓ 

 

1979年にリリースのアルバム「Back to the egg」。

ドラマーにスティーブ・ホリー、ギターにローレンス・ジェパーを新たなメンバーとして迎え入れて、アルバムタイトル通りに”原点に帰って再出発”の船出をすることになる、ポール・マッカートニー率いるウイングス。

実際は、この後の展開からウイングスは解散してしまう訳なので・・・言わゆる本作は、ウイングスの最後のアルバムとなっています。

このアルバムの注目点として、「ロッケストラ」があります。多数のミュージシャンがポールの呼びかけに応じて、1978年の10月にアビーロード・スタジオに夢の集結。ロックのオーケストラという意味からの命名された「ロッケストラ」でした。ピート・タウンゼント、デイヴ・ギルモア、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナム、ロニー・レインなど・・・もう、そうそうたる顔ぶれによるセッション。

ただ、これは一発録りだったのでしょうか。その顔ぶれの凄さにも、自分はあまり興奮と感動を覚えなかった記憶があります。今聴いても、それは変わらないかな・・・

その他にアルバムの特徴としてあげられるのが、かなりロックしている感じでしょうか。

収録曲で自分の好きな曲をあげると、「Baby's request」があります。ポールが得意としてこれまでも時々披露しくれるボードビル調の曲です。

これまでのポールのバラード曲におけるヴォーカル・スタイルとは明らかに違う感じに戸惑わされる「Winter rose~」。最初は自分も、不調なのかポールらしくないな、と賛同しかねる感想を持ったのですが、これも試行しながらの探究心、なのでしょうね。

 

本作のバンド・メンバーになってのシングル曲に、「Goodnight tonight」があります。アルバムより先行しての発表でした。この曲が、良い!凄~く、カッコ良いんですね!相当、アレンジが凝ってて完成されている名曲です。

 

 

動画「Baby's request」PV↓この曲調と雰囲気、最高です♪ 

動画「Goodnight tonight」PV↓ポールのベースライン、カッコいい~ス☆ 

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2009年9月22日 (火)

♪ ウイングス の 「London Town」

 

ポール・マッカートニー率いる、ウイングス。

 

 

1978年発表のアルバム「ロンドン・タウン」。この作品を、ポールはヴァージン諸島の海に浮かべたヨットの上にレコーディング機材を運んで製作。その途中に、バンドはメンバーの2人の脱退によって、再びポール、リンダ、デニーの以前の3人体勢に戻ることになります。

このアルバムからは、「London Town」「With a little luck」といったシングル曲がカットされています。

この時期、前年の1977年に発売されたシングル「Mull of Kintyre (夢の旅人) 」は、ポールのスコットランドの農場でレコーディング。伝統的な楽器のパグパイプを全面的に伴奏に取り入れて、売り上げはビートルズが持っていた「She loves you」によるシングル売り上げ記録の160万枚を更新。最終的には200万枚を突破する驚異のヒットシングルになりました。当時のイギリスの流行の音楽とは反するようなトラッドな風情のこの曲が大ヒットしたというのは、もうポールの成せる技としか説明できないのでは。

ちなみに、”Mull of Kintyre”とはスコットランドのポールの農場があるキンタイア半島の先端にある岬の事。

 

前作のバンドとしてライブを意識したアルバム製作から一転して、傑作「Band on the run」の頃の3人に戻ったウイングス。

楽曲から地味な印象は正直ぬぐえませんが、雨(シルバー・レイン)の多いロンドンのアンニュイなイメージを曲調に表現したような名曲「London Town」といい、アコースティックな優しさと暖かさを感じられる名曲「I'm carring」、その他にもバラエティに富んだ楽曲群を含むこのアルバム。

間違いなく、ポールの作品の中でも傑作の部類に入ります。

 

「London Town」動画↓アルバム・ジャケットそのままのような、タワー・ブリッジ周辺の3人のプロモーション映像です。自分はお初でしたが、もしかしてかなりレアな映像?

  

「Mull of Kintyre (夢の旅人) 」動画↓

 

 

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